Single-Period Inventory Model (一期間在庫モデル)

Single-Period Modelは、普段目にすることが多いです。
例えば、パン屋のパンは、当日に売り切ってしまいます。
新聞やシーズン物のクリスマスツリーも、このモデルに当てはまります。

 

では一体どれくらいの在庫が最適でしょうか。

 

ケーキ屋を例にして説明していきます。

ケーキの販売価格が1000円、原価が600円とします。
夕方に半額の500円で全て売り切るビジネスモデルとします。
毎日平均25個売れ、標準偏差は4個とします。

 

Cs = cost of shortage = 1000 - 600 = 400
Co = cost of overage = 600 - 500 = 100

service level = Cs/(Cs + Co)
                       = 400/(400 + 100)
                       = 0.8

 

エクセルの場合、=NORMSINV(0.8)とすると、Z=0.841621を求めることができます。

 

optimal stocking level = 25 + 0.841621(4)
                                       = 28.366

 

となり、29個のケーキを準備するのが理想と言えます。

 

ちなみに原価が700円で、他の条件が全て同じ場合は、26個のケーキを準備するのが理想と言えます。