ヘンリー・ソロー『森の生活』

最近「Living with 100 Items or Less」などとシンプルライフを紹介する記事を見ることがありますが、実際自分が何アイテム持っているか把握していないのが現状です。

そこで、シンプルライフのバイブル「森の生活」を読み直してみました。

作者のヘンリー・デイヴィッド・ソローは、19世紀のアメリカのアメリカ合衆国の作家・思想家・詩人・博物学者です。昨年は、生誕200周年でした。

元祖田舎暮しというイメージがありますが、それまでにいろいろな経緯があったみたいです。

 

ソローはハーバード大学を卒業すると、教師として働きだしました。
ところが、教育に対する考え方の違いからわずか2週間で教師を辞めてしまいます。

その後兄と学校を設立したりしましたが、兄が死去したため閉校。家庭教師をしたりもしましたが、コンコードに戻ってきます。

 

無職になった彼は、ウォールデン湖に小屋を建て、一人暮しを始めます。
実験として2年程森で暮らしたみたいです。引きこもりではなく、多い時には1日20人以上も来客があったそうです。また、「一年に六週間ぐらい働けば、生活費はすべてまかなえる(For more than five years I maintained myself thus solely by the labor of my hands, and I found that, by working about six weeks in a year, I could meet all the expenses of living.)」と既に新しい(?)働き方改革を実践していたそうです。

 

日記からは、心からこの自由な暮らしを味わっていたのが感じられます。

 英語版は、アマゾンで無料ダウンロードできます。ただし、古典なので単語や言い回しがわかりづらいです。